こんにちわ、ヒロです。
皆さんに一つ質問します。
『マラソンのレースで最も大切な事は何だと思いますか?』
【答えは…】
●練習の成果を十分に発揮して自己ベストを出す。
●今の自分自身のチカラを出し尽くす。
●レースを存分に楽しむ。
●ライバルに勝つ事。
●自分自身が掲げた目標を達成する事。
●レースを最後まで諦めずに走り切ること。
●最高のモチベーションとコンディションでスタートラインに立つこと。
こんな感じが多いのではないかなぁと思います。
どれもランナーとして非常に大切な事です。
が、最も忘れてはいけない大切な事があります。
皆さんはレース当日、早起きしてスタート時間から逆算して栄養を摂取する方が多いと思います。
大会によっては会場で受付を済ませて、ゼッケンや測定チップを付けて、荷物をまとめて所定の位置に預けます。
各種目の定時にスタート位置に集まり号砲とともに大会に参加する流れになります。
レース中も沢山の声援を受けながらエイドでエネルギーを補給してゴールを目指して走ります。
ゴール後は参加賞やドリンクを受け取り完走証を受け取り、ゴール後の余韻に浸りながらご飯食べに行ったりお風呂に入りに行ったり即帰宅したりします。
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気付いた方もいると思いますが、
マラソンのレースで最も大切な事は、
スタッフやボランティアや沿道で応援している地元の方々に敬意や感謝の気持ちを持つことです。
マラソン大会の当日は朝が早いです。それ以上にスタッフやボランティアの方々は来場する皆さんを誘導や大会を円滑に進める為に更に早い時間から準備します。
誘導だけでなく、受付やエイドや大会の進行やその裏方。コース上には救護員や異常や事故の要因が無いか監視員などその他の役割もいます。
また、大会を実行する為にスケジュールの打ち合わせや前準備もかなりあります。
特にボランティアの方々は、報酬はありません。昼食費や交通費などの支給も一切ありません。
普通なら暖かい部屋で休みの日はゆっくり寝たいし、どっか遊びに行ったりしたいものだと思います。そんな中、ボランティアの方々は朝早くから寒い中、無報酬で皆さんの為に大会を支えています。
また、皆さんはレースが終わったあと思い思いに過ごしている中、スタッフやボランティアの方々は最後までランナーを応援し支えて会場の片付け、コース上の清掃をします。
そして地元民の応援にも、可能な限り応えましょう。
地元民の方々は皆さんに熱い声援を送っています。紛れもなく皆さんの為です。特に小さい子供達も一生懸命、応援している姿を見たことがあると思います。気持ちに余裕があれば一生懸命に伸ばしている小さな手にタッチします。応援に応えると小さな子供は喜びいい印象になり少なからず良い影響を与えます。
ランナーの中には、金を払っているから的な人も実は少なくないのが現状です。しかし、大会を運営するには何千人、何万人もの人が動きます。参加賞、警備員、広告、記録、CM、ゲスト、道路使用などなど莫大な費用がかかります。
ボランティアの方々や地元民の方々、スタッフの方々の努力でランナーは大会で気持ち良く楽しく走ることが出来るのです。
先ほど『スタッフやボランティアや沿道で応援している地元の方々に敬意や感謝の気持ちを持つことです。』と言いました。
【気持ちの表し方は、】
特に決まりはありません。しかし、声をかけるだけでも違います。
僕の場合は、目が合ったスタッフ、ボランティアの方に『おはようございます。朝からありがとうございます。』
荷物を渡すときや受付の時は『よろしくお願いします。』
スタートラインに立つ時はスタッフ、ボランティア、沿道で応援する地元民の方々に対して心の中で『よろしくお願いします。』
ゴールした時は180度振り返り一礼『ありがとうございました。』
ただし、ゴールした直後に余裕がなくどうしても忘れてしまう時も実際にあります。そんな時は会場を出る前に一礼します。
人として当たり前の事をするだけ、相手には気持ちは通じるものです。
【最後に、】
レースはスタッフやボランティアの方々、沿道の方々に支えられてはじめてランナーは走れる事を決して忘れないでください。
PS. 福岡国際マラソンみたいなガチ系レースは選手は沿道の方々とハイタッチや干渉みたいなことをやると選手側が失格になりますので注意して下さい。